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可奈さん
第3章 もっとヤバイ展開
「コンビニだからな、会いたくなったら買い物に行けば会える。よかったな、仲良かったんだろ?」


俺は小さいテーブルを挟んでユミの前にコーラとグラスを置いた。

お先に、と言ってカラカラの喉にビールを流し込む。


「彼女進学しないで就職したんだけどね、やっと彼氏ができそうだって嬉しそうだった」

「ふーん」


っカーッ…
ビール最高!


「彼女の名前、渡辺葉月って言うんだけど知ってた?」

「ん?知らないよ。だって今、初めて教えてくれたじゃん」


再びビールを口に持っていく。


「……」


ん…
葉月…?


「葉月があんまり嬉しそうだったからさ、彼氏との出会いを訊いちゃった」

「………」


葉月…嘘だろ

まさか…


俺は缶を口に付けたままさりげなくユミの様子をうかがった。


「…っ…」



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