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可奈さん
第3章 もっとヤバイ展開
口を閉じたまま唇の両端を少し引き上げ、物凄く優しく笑う眼差しの奥の鋭い光。
「知りたい?」
「え…」
は、葉月ちゃん
違う葉月ちゃんだよね
ね
「葉月が昨日行った合コンの一部始終…」
ひ…
全力疾走したってこれほど心臓に負担は掛からない筈だ。
心の臓が体内から俺の胸を突き破らんばかりに殴りかかってくる。
いや、まだ望みはある。
ユミは優しく微笑んでいるじゃないか…
俺はわずかな望みを捨てる訳にはいかず、そのまましらを切り通した。
「合コンかぁ、まあ、出会いの場だからな」
「そうだよね。
葉月も行ってよかったって言ってた。…だって初めて彼氏ができそうなんだもん」
「そうか、そりゃあ、めでたいな」
「木田っていうんだって」
「え?」
え、なぁに?
なにその響き…
「知りたい?」
「え…」
は、葉月ちゃん
違う葉月ちゃんだよね
ね
「葉月が昨日行った合コンの一部始終…」
ひ…
全力疾走したってこれほど心臓に負担は掛からない筈だ。
心の臓が体内から俺の胸を突き破らんばかりに殴りかかってくる。
いや、まだ望みはある。
ユミは優しく微笑んでいるじゃないか…
俺はわずかな望みを捨てる訳にはいかず、そのまましらを切り通した。
「合コンかぁ、まあ、出会いの場だからな」
「そうだよね。
葉月も行ってよかったって言ってた。…だって初めて彼氏ができそうなんだもん」
「そうか、そりゃあ、めでたいな」
「木田っていうんだって」
「え?」
え、なぁに?
なにその響き…