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ながい愛
第3章 氷のような 炎のような 妻の肌
悶々としながら数日間、リハが続く。
今日こそ聞こうと思っていて、やっと心を落ち着けて聞ける心境になった。
「希望、そこに座って」
仕事から帰った彼女とリビングで正面に座った。
「希望は、福ちゃんのこと、どう思ってるの?」
「どうって、仕事仲間だよ」
「抱かれたいとか思わないの?」
この質問で彼女の顔色が変わった。
「抱かれたいではない。
 抱かれたいのは浩一だけだよ」
即答だった。
「本当に本当なのか?」
俺は涙が出てきた。
「本当よ」
「じゃあ、高野沙希の最終日の夜は何してた?」
思いきって切り出す。
「征人君と部屋呑みしていた」
「そのあとは?」
「そのあと……よ」
俺はフリーズした。
「浩一、ごめんなさい。
でも、ただ性欲を処理しただけくらいの感覚だった。
そのあと、むなしくなった。ちょっと自分を呪いたくなった」
彼女も涙をこぼし始めた。
「私、浩一しか男知らないし、正直他の男の味がどんなんか、知りたかったのは事実。
でもね、浩一じゃなきゃダメだった。子宮まで愛が届く実感は皆無だった。
ごめんね、じゃすまないよね。
本当にごめんなさい、許してとは言いません。征人君と寝て、浩一がどれだけ私を愛してくれているかわかって、すごく後悔しています」
しゃくりあげながら、釈明する。
「希望…」
俺もそこまで責められるほど、清く生きてきたわけではない。
時々遊んでいることを、希望も咎めたりはしない。むしろ、黙認してくれている。
でも、緒だった。性欲の処理なのだ。
俺に彼女を責める俺も正直一権利はない。
「俺、最近、不安なんだよ。
自分の喉の調子も良くないし、体力落ち気味だし。
お前、どんどん色気出てきているし、スタッフとかも結構いやらしい目でお前の身体を見ている輩も散見されるし、俺は、お前がほしい。
お前しかいらない。」
「ごめんなさい…、ごめんなさい…、私のこと捨てないで。嫌いにならないで」
希望は俺に抱き付いて泣きじゃくる。
「希望、俺こそ、お前を抱いてあげれなくて、癒してあげれなくて、不安にさせてごめん」
そうして、俺たちはいつの間にかキスを始めていた。
舌も唇も全部俺の中で全部一つにしてしまいたい思いで、懸命に吸った。
「浩一…、キスが気持ちいい、もう溶けそう」
俺は、彼女の服をどんどん脱がしながら、その白い肌に無数の紅い花びらを散らせた。
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