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第2章 化粧

入社して1年4ヶ月経った8月に、一週間の夏休みが出た。

従業員の女性達は今でも、ひろよし君と呼んて頂けるれど
３人グループは何時もひろみちゃぁ～ん

「うっん!・・もぅ～ひろみちゃんでなく、ひろよし君でしょう～」

「あっ・あっははは～佐藤さん・・いいんですょ♡」

「もう私は慣れっこですから」

ありがとうございますと言って頭を下げた。

「処で明日からの夏休み!!どう過ごすの～」橋本先輩が聞いてきた。

「はぃ!・・あっちこっちプラブラしながら～
　お部屋の掃除や買い物ですかね～♡」

「おっ・そうか!・・困ったことあったら電話しなょ～」
何時も優しい橋本先輩が比呂美の耳元で囁いた。

軽く頭を下げて、先輩方の机にお茶を配った。

今日も2時間の残業をして、アパートの近くのラーメン屋で夕食を済まし、
やっと明日から連休～を比呂美はニタニタしながら
1LDK の部屋に戻った。