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第12章 妊娠しないよ。しおちゃん。

第12章　妊娠しないよ。しおちゃん。


　「おまたせいたしましたーー！！生中です！」

　部屋の扉が店員により勢いよく開けられてしまった。
　誰だ、こんな状況で追加注文なんかしたやつは！

　本当に偶然、僕はティッシュをとろうと入口に背中をむけ、ズボンも一応は上にあげていたために、店員に僕らのしていたことがばれることはなかった。

　事なきを得た、そう思っていたが、しかし、真の被害者はしおちゃんだったのだ…