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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第3章 おねだりされたP写真

窓の外ではホームの灯りが後ろへと流れて消えて行く。
乗っているわたしは暗いトンネルの中へ。
一緒に気持ちまで暗く沈み込んで、もう絶望。
画面に表示されたメールを受信できませんでしたの文字が空しすぎるぅ。
こんな地下のトンネルの中で変わるはずもないのに、未練たらしく携帯を開いたまま問い合わせボタンを押して画面を見つめている。
続いている青いランプの点滅がなんだか虚しいけれども今はこれが希望の光。
(このまま順調に走って。このまま、このままよ。絶対に止まらないでェ、お願い)と心の中で呪文を唱える。
それなのに途中で電車が減速を始めちゃうと(もう、根性出してちゃんと走ってよ)と内心はクレイマー状態で暴れ出したい気分。
ガッタンと大きな振動からまた加速を始めると、(そう、このまま、このままよ)と走る電車を応援したりして、自分のことだけれどこうしてみるとわたしってけっこうジャマくさい女なのかもしれない。
そうこうしているうちに電車は遂にストップすることもなく次の駅に入っていく。
乗っているわたしは暗いトンネルの中へ。
一緒に気持ちまで暗く沈み込んで、もう絶望。
画面に表示されたメールを受信できませんでしたの文字が空しすぎるぅ。
こんな地下のトンネルの中で変わるはずもないのに、未練たらしく携帯を開いたまま問い合わせボタンを押して画面を見つめている。
続いている青いランプの点滅がなんだか虚しいけれども今はこれが希望の光。
(このまま順調に走って。このまま、このままよ。絶対に止まらないでェ、お願い)と心の中で呪文を唱える。
それなのに途中で電車が減速を始めちゃうと(もう、根性出してちゃんと走ってよ)と内心はクレイマー状態で暴れ出したい気分。
ガッタンと大きな振動からまた加速を始めると、(そう、このまま、このままよ)と走る電車を応援したりして、自分のことだけれどこうしてみるとわたしってけっこうジャマくさい女なのかもしれない。
そうこうしているうちに電車は遂にストップすることもなく次の駅に入っていく。

