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サイドストーリー3
第1章 プレイボーイの憂鬱
「お。山崎か。久しぶり」

加奈と吉岡は千明の件があって以来、凄く良いカップルになった。
そしてなぜか、女遊びを辞めた俺は
吉岡といい友達になっていた。

「山崎、お前本気のオンナが出来たんだって?」
「は?」
突然言われたその言葉にビックリして、次の瞬間に加奈を睨んだ。

「俺、同僚って言ったよな?」
「でも、山崎くん、あの子に本気ですよね?」
加奈は舌を出しながらそう答えた。

オンナのカン、こえぇ・・・

「あ?いまだにご飯は吉岡が作ってんの?」

友達関係になり始めたころ
2人の食生活は吉岡が握っていると知ってビックリした。

吉岡は「俺、あいつの事食べ物で釣ってるんだ」
そんなことをよく冗談で言ってたっけ。

「俺の方が上手いからな。上手い方が作ればいいだけだろ」

やたらと女にモテた吉岡には変な偏見はないらしい。
男から見てもいい男だ。

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