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第8章 新天地 新しい生活

しばらくは、環は職を持たず、家のことに専念してくれた。

俺は、前の職場に戻り、近場の配送のみのトラックに乗った。

長距離をやれば、収入ははるかにいいが、環と離れたくはなかったのだ。


村での生活から一変して、まあ、都会的な元の生活にはなった。
でも、俺達にとって、村も都会も大した違いはなく。

環の旨い手料理を食べ、休みの日は、俺の念願だったデートを楽しんだ。


『なあ、環。』

『ん？何？』

『これで良かったんだよな？』

『村が懐かしい？私は、悠ちゃんが、これで良かったと思うのならそれで、村に戻りたいというなら、それでもいいのよ。』

『なんだよ、環の気持ちはないのかよ。』

『悠太の気持ちと私の気持ちはいつも一緒よ（笑）』

『………よくわからん！』

『（笑）』