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性技のミカタ
第12章 嫉妬!!決戦前夜の紗綾
「…まっ…正義…壁が…」
紗綾が震える指で壁を指す。

「…コレが…スペルマ…大昇天…」
紗綾が魂を奪われたように震える声で呟く。

「ああ。凄いな」
正義も呆然と答える。

「…こんなの…紗綾のお○んこの中に出されたら…紗綾…死んじゃう…」
紗綾は恐怖から涙声になる。

「ごめん。紗綾。明日の改造女子との闘いに備えて試したんだ。もう、しないよ」
正義は紗綾を抱き締める。

「ごめんね。紗綾」
「…正義…」
紗綾も正義にしがみつくように抱きつき正義の唇を吸う。

『この、スペルマ大昇天を改造女子のヴァギリングに喰らわす』
正義の喉がゴクリと鳴る。

博士の話では、ヴァギリングは相当な名器らしい。
正義がQ#Purgeと闘う決意をしたのも、改造女子とのセックスが目当てだった。

『改造女子のお○んこ。いや、ヴァギリング。楽しみだ』
正義の目尻が卑猥に下がる。

妄想中の正義を見上げて紗綾が言う。

「…あっ!…改造女子との闘いって…改造女子とセックスするんだよね…」
紗綾は気付いた。

「えっ!?」
「…改造女子のお○んこ…名器なんだって…物凄く…気持ちいいんだって…」
紗綾の眼に嫉妬の焔が揺らぐ。

『しっ、しまった!気付かれた!?』
正義は勘の鋭い紗綾に心を読まれる。

「なっ、何言ってるんだ!世界の平和を守る為の性戦、いや、聖戦なんだぞ。俺はもしかしたら殺されるかも知れない。命懸けなんだ!」

正義は必死で誤魔化す。

「明日は大事な改造女子との初対決だ。もう寝るぞ」
「…え~…もぅ…」
正義は不服そうな紗綾には構わずベッドに潜り込んだ。

『改造女子のヴァギリング。どんなかな』
その夜の正義は遠足前夜の小学生の様に、なかなか寝付けなかった。

これから、正義はQ#Purgeが次々と送り込んでくる改造女子と命を賭けた壮絶な闘いを強いられる。

予感を孕むように立ち込めた暗雲が満月を隠し漆黒の闇が街を包み込む。



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性技のミカタ 第一部 完
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