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幼馴染と発情期
第6章 ぶきっちょ
昼休みになり、空き教室で愛依と昼飯を食べる。
「瑛士君とお昼ご飯一緒に食べるの久しぶりだね」
「前にいつ食べたかなんて覚えてねぇよ…」
俺はご飯を頬張った。
「瑛士君…ご飯ほっぺに付いてる」
愛依はそう言って俺の口元に付いたご飯粒を取って食べた。
なんか…付き合ってるみてぇだな…
いや…愛依は無理矢理つなぎ止めてるだけだ…。
愛依と付き合えるわけない。
昼飯を食べ終えると俺は愛依の制服を脱がし始める。
脱がしながら愛依の頬にキスをする。
「……瑛士君?…唇にはしないのぉ?」
「しねぇ……俺等付き合ってねぇし」
「そ…そっかぁ……あのぉ……えっとぉ……私……瑛士君の事………好きなんだぁ///だからぁ………その」
愛依の突然の告白に驚いた。
「………ふざけんなよ……俺、散々泣かしてきたじゃねぇか…んな事言って今までの仕返しでもする気か?」
「え…ちが……」
「そうじゃなきゃ愛依が俺の事好きだなんて言わねぇだろうが!騙されてたまるか…」
「ふェッ……えい……じ君……」
「泣くな!もう止めた!もう俺と関わらないで済んで良かったな…」
俺は愛依を残して教室を出て行った。
俺の長年の恋は終わった。