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幼馴染と発情期
第8章 思春期



昼休み。

学校の屋上の建物の陰でさっき付き合い始めたばかりの佐々木先輩とセックス。

やっぱりこれが目当てなんだよね…


「…なぁ…俺バックからが好きなんだよね。バックからいれるよ?」

「…ん…いいよ」


全然気持ち良くなんかなかった。

もともと賢に当て付けみたいなものだから…悪いけど佐々木先輩は本当に好きな人ではない。

多分向こうも私の事本当には愛してくれていない。


私の好きな人は昔から変わらず賢だった。

でもあのバレンタインの日賢の気持ちはよくわかった。

小さい頃は何度も好きと言ってくれた事をよく覚えている。
私の気持ちは変わらないけど賢の気持ちは変わっていくんだよね。


いくら私が当て付けで色んな人と付き合おうが賢は全く平気な顔をしている。


だけど当て付けというのもあるけど賢の事忘れさせてくれる人が現れるんじゃないかという考えもあった。



―カシャッ


「…な…何撮ってるの?消して…」

「華織があんまり綺麗だから写したくなって」

「駄目…消して」

「わかった。でも華織は本当に綺麗だよ…俺こんな綺麗な娘と付き合えて幸せだよ」


そう言って佐々木先輩は私を抱き締めた。

あれ?

今まで私をこんなに包み込んでくれる人なんていた?

もしかして…本当に愛してくれてるの?

もしそうだったら…
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