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幼馴染と発情期
第8章 思春期

次の日。


朝、いつものように華織と登校している時突然大粒の雨が降ってきた。


「何だ!?この雨…どっかで雨宿りしよう」

「…うん」


俺達は公園に駆け込んで屋根が付いたベンチのある所で雨宿りをする事にした。

そこで一息ついた時だ。
華織を見るとセーラー服は濡れて下着が透けていた。

俺は慌てて目を背けて気付かないふりをした。
沈黙は駄目だ。何か話題…


「昨日帰りにたまたまおじさんと会って車で送ってもらったよ」

「…余計な話してないでしょうね?」

「してねぇよ…そういえば…あの佐々木とはどうなんだよ?」

「…キスはまだしてないけど、ヤったよ」

「は?順番違うだろ?」

「そんなの誰が決めたの?」

「べッ別に誰も決めてねぇけど…でも…」

「…賢はキスもエッチもまだした事ないもんね?賢だってその時になったらわからないでしょ?早くヤりたくてキスの事なんて忘れるかもしれない」


華織はどういうつもりなのか俺を馬鹿にしたように言った。華織がこんな事いうなんてすごく珍しい事だが、その言葉に俺は怒りを覚えた。


「俺は……そんな事」

「した事ないんでしょ?なんで言い切れるの?」


その時俺は華織の肩を掴んで、唇をキスで塞いでいた。


「………軽くキスも出来るようになったんだ?」

「違う…俺は好きな子にしか出来ない……悪い…先行く。透けてるからこれ着ろよ」


そう言って俺は自分のセーターを華織に押し付けて先に学校へ行った。雨も小降りになっていた。


俺何してんだ?


あんなタイミングで華織と初キスかよ…


ありえないだろ!
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