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幼馴染と発情期
第8章 思春期
華織の家に入ると、家の中は静まっていた。
「あれ?今日おばさんは?」
「仕事でフランス」
「そうか…誰もいないのか」
「…先に私の部屋行ってて」
「あぁ」
俺は久しぶりに華織の部屋へと入った。
昔とは部屋の雰囲気が変わって大人っぽくなっていた。
なんかテレビもデカいな…うちのリビングのテレビよりデカい。
俺はフカフカのソファに座った。
やっぱり金持ちの部屋は違うよなぁ…
しばらくすると華織が菓子と茶を持ってきた。
「…何したい?映画でも見る?賢が好きな映画あるけど……それともセックスする?」
「い、いや…じゃあ映画で!」
そうだ…俺は付き合うなんて初めてだけど華織はもう何人も付き合ってるんだ。
付き合ったらヤルなんて当たり前の習慣なんだよな…
華織は黙ってDVDをセットした。
セットすると隣りに座って俺の手を握った。
それだけの事なのに恋愛偏差値の低い俺の心臓はバクバクだった。
こんな状態で映画に集中できるわけがない。
この映画好きなはずなのに内容が頭に全く入って来ない。
その時だ。華織は俺の肩に頭を乗せた。
「……映画ちゃんと見てる?」
「見て…見てるけど…ハァ…集中出来ません」
「だと思った…」
俺は華織の顔を覗き込むようにしてキスをした。
一度すると止まらなくてもう一度深くキスをした。
そして華織のセーラー服の中に手を入れる。
「……やっぱりちょっと待って……先にシャワー浴びてくるから…」
華織はそう言って立ち上がり、扉の方へ行ったが俺は華織の腕を掴んで止めた。