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幼馴染と発情期
第10章 さんぴー


夏休みのある日。


俺達は俺の部屋に集まって夏休みの宿題をしていた。


これは昔からの恒例の光景だ。


「うー…ユウ君ー…もう続き明日やろうよぉ」

「まだ始めたばっかじゃん!ヒロも、ゲーム始めるなよ!宿題しに来たんだろ!?」

8月の上旬はいつもこんな感じだ。

ギリギリになって全然終わってなくて焦って宿題をやる事になるから早めに始めてんのに…

「ヒロ君、このゲーム面白いのぉ?」

「まあまあだな」

リアはヒロの事が好きなのか、くっ付きやすいのか知らないけどいつもヒロに寄りかかったり、ヒロがしてる事に興味を持つ。

「リア、ほら!わからないところ教えてあげるから宿題やるぞ?」

ヒロにくっ付いているリアを引き離してこっちに引き寄せる。

「教えてくれるの!?ユウ君、特進クラスの宿題やらないといけないから一人でやらなくちゃいけないのかと思ったー!あのね、これ教えてほしかったんだぁ」

ちょうど良い具合に俺の所にも来てくれるからタチが悪い。

リアが俺の方に来てくれたのを見たヒロは不満そうな顔をしていたのでちょっと優越感に浸った。


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