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幼馴染と発情期
第13章 あなたのペット
「よし。絵実。おいで」
「……ワン」
私はすぐにベッドに上がって真君の隣に行った。
すると、真君は私を抱き寄せて布団をかぶる。
「疲れたから休憩な」
「ふゎ…真君体力ないー」
「うるせぇな。機内で寝ないで仕事してんだよ…絵実の事担いだりしてたら疲れた」
真君はそう言って私の胸を触りながら寝始めた。
寝てる時だけ可愛い…
そういえば今日日本に来たんだっけ。
……って…これからどうするの!?
俺以外の男に触らせたら許さねぇとか言ってた!
って事は私…一生真君に弄ばれて終わるの?
結婚とか出来ないの!?
……真君が付き合ってくれるわけでもないのに勝手ばっかり!どうせまた勝手にいなくなっちゃうんだ。
小さい時だってそうだった。
真君のお家にいつもみたいに遊びに行ったら誰もいなくて…海外に引っ越す事なんか教えてくれなくて…
後からお母さんに聞いて、お母さんは真君と私が仲良かったから真君が言ってると思ってたみたいで事実を知った私は大泣きしたんだよね。
真君が目の前にいるのにその時の事を思い出してまた涙が溢れてくる。
私は寝ている真君にギュッと抱き付いて静かに泣いた。