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幼馴染と発情期
第15章 王様と私



話っつーか…


「…―それで!プロポーズしてくれてー!にゃー///」


約1時間くらいサラのノロケ話だ。


「で?相手はどこのキザ王子なんだよ?」

「王子様じゃないよ!うちのお城守ってくれてるナイト様なんだぁー」

「ナイトねぇ…そっちの国はどうなんだよ?お前一応姫だろ?」

「ジャンはうちのナイトの中でトップだからみんな喜んでくれてるよー!結婚も認めてもらって…あ!はい!それでこれが結婚式の招待状!」


これが今日の話って事か。俺は招待状を受け取った。

それからすぐフィリップがやってきた。

フィリップの奴…ノロケ話が長くなる事わかってたな。


「終わったか?じゃあ、これクロエからエマさんに手紙」

「あぁ。渡しておく」


フィリップ達は帰って行き、俺も部屋に戻った。

部屋に戻るとエマが俺の部屋を掃除していた。


「戻ってたか!これフィリップから預かった」

「あ…………ありがとうございます」


あれ?なんかいつもと様子が違うような…


あ、結婚式の招待状さっさとしまっておかないとな。いくら顔が知られてるとはいえ、なくしたりしたら失礼だからな。


招待状をしまい、もう一度エマに話し掛けてみるが、やはりどこか元気がなかった。


何かあったのか…?
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