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幼馴染と発情期
第15章 王様と私

エマが俺の部屋に来てあっという間に3年が過ぎようとしていた。
俺もそろそろ結婚とか考えないといけないのか…。
相手はもちろんエマだよな。
国王となるとどこか違う国の姫や、貴族の娘などと結婚というのが一般的だが、自国では国王になった時に受け継いだ書物に”結婚は愛する者と“と書かれていて親父もそのまた親父もみんな相手の身分は様々だった。
俺の母親も城に出入りをしていた城下町の花屋の娘だったらしい。
近々、エマに気持ちを打ち明ける予定だ。
そんなある日。
エマはメイドのミーティングだかなんだかに出なければいけないらしくその日俺の横にエマはいなかった。
そんな中、フィリップと珍しくその妹のサラが城にやって来た。
フィリップはよく来るがサラが来るなんて5年ぶりくらいだ。
「アラン♪久しぶりー!」
「よー…前来た時と身長変わらねぇなぁ?」
「伸びたもん!」
「フィリップ。サラの奴お前に話したい事があるんだと。聞いてやって…俺はその辺ブラブラしてるから」
フィリップはそう言ってさっさと行ってしまった。
「話って何だ?」
「まーまー!お茶しながらゆっくり話しましょー!」
「お茶しながらって茶を出すのうちだぞ?」
そして、サラと庭のテラスで話す事にした。

