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幼馴染と発情期
第15章 王様と私


エマが突然出て行った。
いくら手紙を出しても帰ってくる事はないし、エマが今住んでいるという場所に行ってもいないと言われ、全く会う事が出来なかった。


クソ…何だって突然。


そんなある日。


エマが城下町の教会で結婚式を挙げるとの報告が入った。


何だよ…想ってたのは俺だけだったって事かよ…。


あの時、俺がエマを手放す事を恐れて泣いてたのはなんだったんだよ…


しばらく俺はうなだれていた。


「アラン王様。お手紙が届いております!」

「あー…その辺置いとけ」


俺…よっぽどエマの事好きだったな。


いつからだ?初めて会ったあの真冬の夜からずっと好きだった。


エマの事はずっと本気だったんだ。



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