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幼馴染と発情期
第15章 王様と私



“親愛なるアラン王様

最初に、突然お城を出て行った事を謝りたいと思います。
本当に申し訳ございませんでした。
アラン様が私をお城に置いてくれた事を深く感謝いたします。
お城で過ごした日々の事は忘れません。

私は明日、昔お世話になった叔母の御子息と結婚する事になりました。
私もアラン様のご結婚を心よりお祝いいたします。
ですから、アラン様もこの結婚を喜んでいただけたらと思います。

最後に…許されない事を書かせていただきます。
私はずっとアラン様に恋をしていました。
叶わないとわかっていながらもずっと胸に秘めていたのです。
こんな事お手紙に書いてしまって申し訳ございません。
でも、これが私の気持ちです。
この手紙はすぐに処分してください。

それではお幸せに。


エマ”

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