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幼馴染と発情期
第15章 王様と私


アラン様の部屋に着くなり、私はベッドの上に座らせられた。


アラン様は不機嫌そうな顔をしていた。


「この手紙何だよ?俺が誰と結婚すんだよ?」

「サラ姫様と…」

「はぁ?ありえねぇ!それにサラはもうすぐ結婚するんだぞ?」

「へ?だって…ラブレター机に隠したじゃないですか…」

「ラブレター?今まで生きてきて一度だってもらった事なんかないぞ?サラからもらったのは結婚式の招待状だ」

「え…」


どうしよぉ…もうアラン様と会わないと思ってあんな手紙送っちゃって。

アラン様は私の気持ち知ってるんだ…

もうアラン様の専属のメイドも出来ない。


「アラン様…私、アラン様の専属のメイドでなくてもいいです…お願いです…ここのお城で働かせてください」

「…断る」


アラン様は即答でそう答えた。



そっか…やっぱり駄目だよね。


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