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幼馴染と発情期
第16章 俺とお姫様





「ウワァァァン!」

「立てー!まだ勝負はついてないんだー!」


俺はこの前森で拾った、お気に入りの木の枝を泣き叫ぶ同級生に向けてそう叫んだ。


「ジャン!またお友達泣かせて!来なさい!」


校舎から先生が二人出て来て一人の先生が俺を担いで校舎に連れて行った。


「離せー!まだ勝負はついてないんだ!」


それからいつものように怒られた。
7歳になる年に学校に入ってからほぼ毎日のように怒られていた。


怒られる原因は俺が大好きな決闘ごっこで無理矢理同級生を対戦相手にして泣かせるからだ。


俺が決闘ごっこに目覚めたのは前にお父さんに城に連れて行ってもらった時から。


城では城の騎士達が強さを競う大会が、開催されていてそれを見て憧れを抱いたのだ。


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