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幼馴染と発情期
第20章 お姫様のkiss
「王様、お久しぶりでございます」
「これは、これはクリスティーナ姫美しくなられて…で、今日はどんな用件で?」
あれ?…前にお会いした時のザック王様と…違う。
私は用件を話した。
すると、ザック王様は大笑いだ。
「かーっかっかっかっ!そんな事か!」
「そんな事って…お願いです、これ以上国民を苦しめないでください…そんな横暴に税を上げなくてはならない理由がどこにあるのですか?」
「そうだな…クリスティーナ姫がそこまで言うならば…そうだ!クリスティーナ姫が俺の妃になるならやめてやってもいいが?」
王様は立ち上がり、私の前に立った。
「え…」
「兄上!」
「エドワードは婿ではなく、養子になれば問題ない!よし!そうしよう!」
「ちょっ…お待ちください…」
「兄上!今の兄上はどうかしてます、今の兄上にはティナ姫は渡さない!」
エドワードはそう言って、私と王様の間に割って入った。
「何度も言っているだろう!エドワード。お前に決定権はない。おい!エドワードを牢獄へ連れていけ」
王様は兵士にそう言った。言われた兵士も驚いている。
「国王様…そ、それは…」
「早く連れていけ!王の命令だ!従えぬのであれば、貴様を処刑する!」
「く…エドワード王子…大変申し訳ございません!」
エドワードは兵士に取り押さえられて連れて行かれてしまった。
「わ、私、あなたの妃になるなんて絶対に嫌です!」
「ほう…逆らうとは…おい!この姫も牢獄に入れろ!お前は今度たっぷり可愛いがってやるからな、かーっかっかっか」
私は牢獄に連れて行かれて、エドワードと同じ牢獄に入れられてしまった。