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幼馴染と発情期
第22章 ひまりの恋人
雅樹君と唇が離れると、雅樹君は私の首のところにキスをして服の中に手を入れようとした。
「待っ!待ってくださいっ!こういう事は恋人同士がする事で…その…」
「俺達恋人同士じゃん…」
「エエェ!?恋人同士なんですか?」
「ハァ!?始業式の日に、俺の気持ちわかるって…ひまりも同じ気持ちだって言っただろ!俺は小さい頃からずっとひまりの事好きだったから…ひまりも同じ気持ちって聞いてすげぇ嬉しくてその日からずっとひまりと付き合ってると思ってて」
「始業式の日…?」
始業式の日は確か今日の絢斗君のお誕生日のお祝いの準備に雅樹君が誘ってくれた。
「……雅樹君の気持ちは、絢斗君にお誕生日のお祝いして喜んでもらう事じゃないんですか?」
「全然違う!……うわぁ…何だよ……俺の勘違いだったのかよ…」
雅樹君は私の上から退いて、枕に顔を伏せてしまった。
どうしよう…私の勘違いで、雅樹君の事傷付けちゃった…
雅樹君は私の事ずっと想っててくれてたんだ。