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幼馴染と発情期
第22章 ひまりの恋人
絢斗君は、私の手を握った。
「…雅樹、ひまりのそっちの手握って」
「あ?あぁ?」
雅樹君は絢斗君に言われた通り、私の手を握った。
「?」
「ひまりは俺の事も雅樹の事も選べないくらい好きならさ…三人で付き合えばいいよ」
「は!?バカじゃねぇの!?俺はひまりとは付き合いたいけど、絢斗の事彼氏にすんのはごめんだ!」
「いや…俺達は付き合わなくていいよ…俺もその気はないから。そうじゃなくて、ひまりは俺と雅樹の彼女って事でいいんじゃない?」
「ふえ?」
「良くねぇよ!」
「だって俺達今すぐ結婚するわけじゃないし。付き合い方なんて俺達の自由でいいじゃん…いずれ結婚する時にはまた選んでもらうけどね」
「そんなの…2人に迷惑です」
「いや!俺は全然迷惑じゃねぇよ!このままひまりと付き合えないで終わるよりいい!」
「俺も同じ気持ちだよ」
10年前はこんな事になるなんて想像もしていなかった…。
二人が私の恋人になるなんて。
*END*