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幼馴染と発情期
第23章 イケナイ関係



海の家の所で水道を借りると、海の家の人がすごく親切で消毒と絆創膏までくれた。


手当てが終わると、篤真はまた私の手を引いて今度は人気の少ない岩場の方へと向かった。


「篤真…?何処行くの?」

「なぁ…そんな先輩の事落とす気満々の水着でさ…俺の事追い掛けてくんなよ…」

「違っ…篤真、あのね」

「そういえば海に来れば乳首舐めても良いんだっけ?まだ先輩と付き合ってないんなら付き合う前に最後にやらせろよ」


篤真は震えた声でそう言って私の手を掴んだ。


「…嫌っ!いつもの篤真じゃないから嫌!」

「いつもの俺って何だよ?俺はいつも通りだよ!」

「違うよ!もしかして…私に嫌われようとしてるの?」

「……その方がいいだろ…俺たち幼馴染みの一線越えてんだから…これから先輩と付き合うのに俺とは距離取った方がいいよ」

「……篤真…そんなに私と先輩付き合ってほしいの?」

「付き合って欲しいよ…中学の時からずっと好きだっただろ!俺は…彩絵には好きな奴と上手くいってほしい」


私の手を離した篤真の手を私はギュッと掴んだ。




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