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幼馴染と発情期
第23章 イケナイ関係
「まぁいいや…これからは彩絵の全部俺のだからな?」
「そしたら!篤真も全部私のだよ!」
「当たり前じゃん…っつーか、コレも俺の為だったんだ?」
篤真はそう言って私の胸をムニムニと指で押した。
「…そうだよ?……いつも見られてるから…あんまり効果ないみたいだけど…」
「何言ってんの?めちゃくちゃ効果あるに決まってんじゃん……今すぐ押し倒したいけど…外なので自重します」
「ふふっ…今日二人っきりになれる時あるかな?」
「あるだろ!っつーか作るし」
篤真と両想いっていうのが嬉しくて仕方がなかった。
私達は手を繋いでみんなの所へと戻った。
さすがにみんなの所に着いたら離すかと思ったけど、篤真はずっと手を繋いだままでいてくれた。
「おーおー!やーっと付き合ったのか?」
「はいっ…先輩、色々相談に乗ってくれてありがとうございました」
「いやいや、篤真と別れるの待ってるよ」
「先輩、俺は絶対別れるのつもりないので待つなんて無駄ですよ」
「篤真くーん?君、今日の朝まで俺に彩絵ちゃんが幸せになる為に自分が身を引くから海には行かないとか言ってたよね?」
「ちょ!先輩!黙って!それ以上言わないでいいから!」
「彩絵ちゃーん、篤真の名言集聞いてよ」
「え!ちょっと聞きたいです」
「『先輩と彩絵が上手く行きそうになったら本能で止めてしまうかもしれない』とか!『出来るもんなら俺が彩絵を幸せにしたい!でも、出来ないんだから仕方ないだろ!』とか怒ってたりしたなぁ…」
「先輩!もういいから!マジ止めて!」
篤真が焦ってる…おかしくて私は笑ってしまった。