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君の弱点と私の本性
第5章 弱点以外に知りたいこと




「そうか、よくわかったよ…京?

何で京が私を抜いてまで学年首位になったのか」


2年生の春になった。私と京の交際は比較的順調な方だ。

でも今日は違う、目の前のクラス表が真実を物語った。

「椿が知らないことに俺は驚いてるよ?

2年のクラス編成は学年末考査の順位からだってこと先生から話聞いたんじゃないの?」

隣の席に座ってボサボサと長い前髪の隙間から私だけを魅了する瞳がそう言えば言い返す言葉も見つからず、チャイムも鳴ったことだからと席についた。

「わー!伊月さんと獅童じゃん!」
「やっば、超レアだと思ってたのに」
「さーすが

地味カップル」


その一言を聞き逃すわけもなくて私は言い返そうかと椅子を引いたら京がそれを阻止した。

「つーばーき、俺は逆に椿が可愛いことを知られたくないから、そのままでいてよ」


でも、さ、それって変じゃない?それとも髪の毛整えた私を自慢したいとか思ってくれないの?

心が狭いのは私?弱点以外に知りたいこと…たくさんあるのに。


京は私のこと好きだって、私も京が好き。


それ以上でもそれ以下でもないとでも言いたいの?


わかんない、いつからこんな面倒臭い性格になったのかな

自分自身に嫌気がさしてきた。

「何を思い詰めてるかは大方察するけど、俺は不安なだけなんだよ、椿こそ俺で嫌じゃないの?こんな頼りなくて椿とそばにいたいからって理由でこのクラスになって…」

「別に、早く家帰りたいね」

「そうだね、今日は久しぶりに目隠しでもしようか

皮肉なもんだね、言葉よりも生殖行為の方が愛を伝えやすいなんて」

哲学じみた京の言葉にすら、じんわりと溢れ出す愛液を下着が受け止めた。









2年生、京と一緒だから楽しみなんだって言いたいの。






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