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君の弱点と私の本性
第6章 そうやって、私を




2学年期首学力考査 TOP50


【1位 2-A 伊月 椿 495/500点】


当たり前の結果に1人、鼻で笑った。

「うわー…流石」「学年末の獅童は一体って感じ!」
「彼氏出来ても成績キープとか」

「つーか、あの2人ってガチで付き合ってんの?一瞬に帰ったり飯食ってるけどイチャついてねーしよ」
「それな!しかも伊月さんこの前強風の時に見えたんだけど、スッゲー可愛い顔してんのな!」


……………やってしまった、ばれてたか。

騒音のくせにやけに耳に付く。私の素顔が見られたか、なんなの低脳なクソガキの分際でうっとおしいっつーの。

「伊月さーん」

3階へと階段の楽になった自分の教室へ向かう時に声をかけられた。

「なんでしょう」
「素顔みーせーてー」
「お断りします」

何度か口を交わして直ぐに軽薄な男はいなくなった。

あいつに比べて京は凄い、具体例はあがらないけど…


あっ京の順位見てくるの忘れてた。


「まあ、いっか」

「なにが?」

1時間目の授業の用意をしてる私の真上から声がして、途端に教室中から黄色い声が響いた…


「きゃーー!獅童くんってあんなかっこいいの!?」
「ふつーにいけめんじゃん!やっばぁ!」







なんで、京の髪の毛は短いの?


どうして、京は眼鏡をしてないの?
















京の本当の姿は私だけのものじゃないの?









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