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白い飛沫(しぶき)
第12章 性の不一致
そして今日…

理恵は病院の肛門科の診察を受診した。

いつもと違い、
肛門の違和感が取れなかったからだ。

医師の診察の結果、痔ができているとのこと。

「あなた、アナルSEXしてるでしょ」

医師はずばり言い当てた。

「ノーマルなSEXをしなさい、
このままだとあなたの肛門が
つぶれてしまいますよ」

衝撃な宣言だった。
このままアナルSEXを続けると
人工肛門の手術を受けねばならなくなると言われた。




その日の夜、ジェフに話があるのと切り出した。

いったいなんの話だい?
瓶ビールをラッパ飲みしながら
ジェフが怪訝な顔をする。

「ジェフ…
今日、病院に行ってきたの。
肛門科よ。
なぜ私が診療を受けたかは察しがつくでしょう?」


さあ、なんのことやら・・・

ジェフが惚ける。

そう言いながら、
2本目のビール瓶を冷蔵庫から引き出す。



ジェフ、大事な話なの。
もうアルコールはやめて頂戴。

そう言われ、腹立たしそうにビールを元に戻す。

大事な話?
とっとと済ませてくれよ。
俺は仕事をすませてクタクタなんだ。

唯一の楽しみを奪おうって言うんだから
よっぽど大事な話なんだろうな。

苛立っているのか少し声を荒げる。


「ジェフ、金輪際アナルSEXはやめて頂戴。
今日、医師の先生に言われたわ。
これ以上アナルを酷使すると壊れてしまうって」

「そんなふざけたことを言っているのは、
どこの医者だ!
大体アナルSEXで
肛門が壊れるなんて聞いたことがないぞ」


そんな事を言われても
現に私の体はもうボロボロなのよ・・・

「君は、そんなことを言って
夫婦生活を拒むつもりなんだな」

馬鹿げている。
ノーマルなSEXをしてほしいと
言っているだけなのに。

もう、この人とは一緒にいられない。
別れよう。そして日本へ帰ろう。
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