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白い飛沫(しぶき)
第15章 最終章
僕は、密かに「白い雫(しずく)」の構想を考えていた。
担当の吉岡は、しきりに
「先生、今度の新作、学園ものにしましょうよ。
中年の粘つくようなSEXでなく、
若い性を書きましょう。
うーん、そうだなあ、
処女を喪失した女学生が性に目覚めて
誰ともやっちゃう。って、
こんなのどうですか?
いいですよ~女 子 高 生は。
胸もお尻もプリプリで…」
目を閉じ、むふふとスケベ笑いをする吉岡を見て
『おいおい、妄想だけにしておいてくれよ。
まさか、どこかで援助交際なんてしてないだろうな』と我が担当者ながら、
そのスケベ度には脱帽だ。
「白い雫(しずく)」は僕自身を主人公にした。
ヒロインは、もちろん理恵。
書き始めて、
5ページもしないうちにペンが止まった。
理恵との付き合いは中学へ入学したときから、
わずか5ヶ月で終わってしまっていたからだ。
あまりにもエピソードが無さ過ぎる。
迷ったあげく、
直樹や里中さんを登場させることにした。
できれば、直樹を主人公にした方が、
エロい小説になるのは間違いなかった。
『なんせ、あの巨根だからなあ。
あんなのを突っ込まれたら
女性達はヒィ~、ヒィ~泣いて喜ぶぞ』
しかし、あくまでも主人公は僕自身。
小さなペニスも、包茎も包み隠さず描写しよう。
理恵は・・・そうだなあ、
おしとやかな反面、少し淫乱な性格にしてみよう。
里中さんは、ぼくの性教育係。
彼女によって、僕は性に目覚めていく。
うんうん。いいぞ。なかなか面白くなりそうだ。
僕の意識は
中学へ入学した時期へとタイムスリップする。
『直樹に陰毛のことを聞かれ、
ドギマギしたっけ。
陰毛がないとキスできないって
真剣に悩んだもんなあ。
理恵は胸が大きくて可愛い子だったなあ。
ブラのラインシルエットを見て勃起するなんて僕って純情だったよなあ。』
こうして、僕の回顧録というべき
「白い雫(しずく)」がスタートした。
担当の吉岡は、しきりに
「先生、今度の新作、学園ものにしましょうよ。
中年の粘つくようなSEXでなく、
若い性を書きましょう。
うーん、そうだなあ、
処女を喪失した女学生が性に目覚めて
誰ともやっちゃう。って、
こんなのどうですか?
いいですよ~女 子 高 生は。
胸もお尻もプリプリで…」
目を閉じ、むふふとスケベ笑いをする吉岡を見て
『おいおい、妄想だけにしておいてくれよ。
まさか、どこかで援助交際なんてしてないだろうな』と我が担当者ながら、
そのスケベ度には脱帽だ。
「白い雫(しずく)」は僕自身を主人公にした。
ヒロインは、もちろん理恵。
書き始めて、
5ページもしないうちにペンが止まった。
理恵との付き合いは中学へ入学したときから、
わずか5ヶ月で終わってしまっていたからだ。
あまりにもエピソードが無さ過ぎる。
迷ったあげく、
直樹や里中さんを登場させることにした。
できれば、直樹を主人公にした方が、
エロい小説になるのは間違いなかった。
『なんせ、あの巨根だからなあ。
あんなのを突っ込まれたら
女性達はヒィ~、ヒィ~泣いて喜ぶぞ』
しかし、あくまでも主人公は僕自身。
小さなペニスも、包茎も包み隠さず描写しよう。
理恵は・・・そうだなあ、
おしとやかな反面、少し淫乱な性格にしてみよう。
里中さんは、ぼくの性教育係。
彼女によって、僕は性に目覚めていく。
うんうん。いいぞ。なかなか面白くなりそうだ。
僕の意識は
中学へ入学した時期へとタイムスリップする。
『直樹に陰毛のことを聞かれ、
ドギマギしたっけ。
陰毛がないとキスできないって
真剣に悩んだもんなあ。
理恵は胸が大きくて可愛い子だったなあ。
ブラのラインシルエットを見て勃起するなんて僕って純情だったよなあ。』
こうして、僕の回顧録というべき
「白い雫(しずく)」がスタートした。