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白い飛沫(しぶき)
第9章  理恵その二
月曜日、理恵ちゃんは学校を欠席した。
日曜日もテニス部の休日練習を欠席していた。

風邪でも引いたんだろうか。
放課後、クラブをさぼって理恵ちゃんの家に寄ってみよう。

それにしてもホームルームかったるいなあ・・・
早く、終わってくれよ。

「連絡事項は以上ですが、ここでみんなにお知らせがあります」
なんだよ、お知らせって・・・
担任の吉岡先生が教室のドアを開け、「入ってらっしゃい」とか言っている。

教室に入ってきたのは、理恵ちゃんだった。
理恵ちゃん?もう下校する時間だよ。
いまごろ登校?大遅刻じゃん。

理恵ちゃんは教壇にあがり、
深々とおじぎをした。

吉岡先生が話しはじめる。

「えー、川原理恵さんはお父さんの仕事の関係で
アメリカのニューヨークへ行かれることになりました。
2学期のはじめに先生の方に連絡があり、
先生は立花さんが渡米前にクラスでお別れ会をしようと提案したのですが、
本人の希望で転校のことは内緒にしてほしいとの事でしたので、
先生はこの事を内緒にしてきました。
なぜ内緒にしてほしかったのか本人からお話をしたいということでしたので、
最後に川原さんの口からみなさんにお話をしていただきます」

????吉岡なにバカなことを言ってんだよ。

僕と理恵ちゃんは恋愛をスタートさせたんだよ?

アメリカ?どこなんだよそれ、行ったこともないからピンとこないじゃん。

僕たちをドッキリにかけるんならもう少し考えて喋ったらどうなんだよ。


「みなさん・・・」
理恵ちゃんがいつものかわいい声で話し始めた。


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