この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
白い飛沫(しぶき)
第10章 順也と理恵…それぞれの道
「お前さあ、告られたんだぜ。
チャンスじゃないか」
直樹が僕をけしかける。
いつもの直樹の部屋で僕達2人はつるんでいた。
「でも、もう卒業しちゃったし」
「なにいってんだよ。
同じ校区なんだし
付き合おうと思えば付き合えるじゃないか」
そうか、そうだよな。
理恵ちゃんみたいに、遠い国へ行ちゃったわけじゃないんだもんな。
「なあなあ、野口をデートに誘っちゃえよ。
そうだ、あいつ島本洋子といつもつるんでたじゃん。
二対二のダブルデートしようぜ」
「二対二?」
「俺を退けもんにするなよ~」
直樹が媚を売るように僕の肩を抱く。
善は急げってなわけで
クラス名簿の連絡表を頼りに野口に電話した。
「もしもし、野口さん?・・・
そう、江本です。・・・・
いやいや、そんな事、
大した事じゃないから・・・」
野口さんは、はしゃいだ声をだしていた。
第2ボタンのお礼を
嬉々として話す野口さんの言葉を遮り、
二対二のデートを提案した。
「うん、そう。・・・
いや、いきなり二人っきりのデートって
緊張するじゃない。・・・
うん。そう。・・・
野口さんと島本さん。
こっちは僕と直樹。・・・
じゃあ、あとで、・・
うん、連絡を待ってるから。・・・
うん。じゃあ」
「オッケーか?なあなあ、オッケーか?」
「うん。島本さんの都合次第だって」
十分後に野口さんから連絡がきた。
オッケーだってさ。
やったね初デートだ。
卒業のお祝いムードが残っているうちにってことで
明日、四人で遊園地デートすることを決めた。
チャンスじゃないか」
直樹が僕をけしかける。
いつもの直樹の部屋で僕達2人はつるんでいた。
「でも、もう卒業しちゃったし」
「なにいってんだよ。
同じ校区なんだし
付き合おうと思えば付き合えるじゃないか」
そうか、そうだよな。
理恵ちゃんみたいに、遠い国へ行ちゃったわけじゃないんだもんな。
「なあなあ、野口をデートに誘っちゃえよ。
そうだ、あいつ島本洋子といつもつるんでたじゃん。
二対二のダブルデートしようぜ」
「二対二?」
「俺を退けもんにするなよ~」
直樹が媚を売るように僕の肩を抱く。
善は急げってなわけで
クラス名簿の連絡表を頼りに野口に電話した。
「もしもし、野口さん?・・・
そう、江本です。・・・・
いやいや、そんな事、
大した事じゃないから・・・」
野口さんは、はしゃいだ声をだしていた。
第2ボタンのお礼を
嬉々として話す野口さんの言葉を遮り、
二対二のデートを提案した。
「うん、そう。・・・
いや、いきなり二人っきりのデートって
緊張するじゃない。・・・
うん。そう。・・・
野口さんと島本さん。
こっちは僕と直樹。・・・
じゃあ、あとで、・・
うん、連絡を待ってるから。・・・
うん。じゃあ」
「オッケーか?なあなあ、オッケーか?」
「うん。島本さんの都合次第だって」
十分後に野口さんから連絡がきた。
オッケーだってさ。
やったね初デートだ。
卒業のお祝いムードが残っているうちにってことで
明日、四人で遊園地デートすることを決めた。