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えっちなハプニング♡短編集
第7章 王子様と地味子ちゃん
「恋愛ごっこ……?」


「そう、形から入るのも有りなんじゃない?意外とマジになっちゃったりして」


抱きしめられたままでルイ様の表情は分からないが

笑い声を含んだ低い声と、甘い香水の匂いに頭がくらくらした。


「…あの……」

「ん?」

状況をようやく理解すると、急に恥ずかしくなって思わず声をあげる。

腕の中で小さく抵抗すると、少しだけルイ様の腕が緩まった。

「…実演しなくても、いいです。口で説明してくれませんか?」


「まぁ…構わないけど。

……地味子ちゃん、ギブアンドテイク、って知ってる?

俺が教えるに見合ったお返しをしてもらわなきゃ、教えられないなぁ。」


「……何をすればいいですか?」


「気持ちいいこと、してくれる?」

(……肩たたきとかかな?)

ルイ様の問いかけに渋々うなづくと、目の前で綺麗な顔が嬉しそうに笑う。

「じゃ、地味子ちゃん…………本名なんだっけ?」

「え、あ……華子です…」

「…正反対だね?…まぁいいや。華子。」

突然声色が変わって、真剣な顔つきで名前を呼ぶからずるい。

心臓がバクバクと脈打つのを感じながら、綺麗な瞳を覗き返すと

「………おっぱい、見せて?」




ルイ様はそう言いながら、呆然とする私をよそにプチプチとブラウスのボタンをはずしていった。
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