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第4章 かくれんぼで秘密のえっち

この屋敷に来るのはいつ以来だろうか。

あゆは、祖父が一人で暮らすには広すぎる屋敷を見上げた。

大きな窓の奥から、既に帰省してきたのであろう子供達の、楽しそうにはしゃぐ声が聞こえてくる。

古く雰囲気のある玄関には似合わないインターホンを押すと、暫くしてゆっくり重いドアが開いた。

「あゆ！久しぶりだな！ちょっと背伸びたんじゃない？」

そう言って出迎えてくれたのは、4歳年上のヒロユキだ。
あゆは昔から、ヒロ兄と呼んでいる。

「ヒロ兄久しぶり！去年のお正月以来かな…ヒロ兄も背伸びたね！」

そんな会話をしながら戸をくぐると、親戚の小学生達があゆの元へ走ってきた。