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えっちなハプニング♡短編集
第5章 放課後の教室で……
「…っ見ないでよばか翔太」

「見るに決まってんだろばか姫野。てかお前さっきから人のことばかばか言い過ぎだぞばーか」

低レベルな言い争いをしながら、私はブラジャーのホックを外した…が、胸をさらけ出せないでいる。

確かに大きくはない胸だが、それなりに羞恥心はちゃんとある。

いくらばか翔太だからって、男子の前で簡単に脱ぐことなど出来なかった。

ためらう私を見て、翔太はまたため息をつく。

「別にお前のちっさい胸なんか見てもなんも思わねーよ。どうせ男子と同じようなもんだろ?
躊躇ってる方がハードルあがるけどいいわけ?」

こいつ…本当に失礼な奴だ。

確かに谷間は作れないが、柔らかい膨らみくらい持っている。

翔太にプライドを煽られて、私は勢いづけてブラジャーを腕から抜いた。

「…っよく見なさいよ!ちゃんとあるんだから!男子と一緒にしないでよね!」

そこまで言って、ハッとする。翔太の思う壺にはまった…と思い顔を上げると、目を見開いて胸を凝視する翔太がいた。

「…お望みならよく見てやるよ。……」

いつもはもっと言い返してくる翔太が、照れているのか、言葉を詰まらせる。

頬が紅く染まっているように見えるのは、夕日のせいではないだろう。
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