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*短編*~私の妄想~
第1章 *
私の彼氏は真面目だ。
黒ぶち眼鏡をかけ、髪の毛をピシッと何故か七三に分け、スーツを着ている。
もちろん見た目だけじゃない。

いつも決まったデートコースに決まったセックス。
これを三年も続けているとさすがに飽きてくる。
だからと言うわけじゃないけれど、私は友達からもらった妖しげな液体を手にしてしまった。

「効くわけないんだけどね」

お風呂に入っている間に彼のコップの中にその液体を全て入れた。
本当は三回分とか書いてあった気がするけど、どうせまがいもんだろうしね。

……多分死なないとは思うけど。

媚薬と書かれたラベルを見て、何だか怖くなった。
特に成分も書いてないし、何が入ってるかなんて分からない。
くれた友達のことは信用してるけど……

「真由も入ってきたら?」

いつの間にか彼がお風呂から出ていた。
七三で分けなきゃ今どきっぽい爽やかなイケメンなのにもったいない。

「あー喉渇いた」

私が入れた妖しげな液体を飲もうと口をつける。
グラスが傾いて……

「や、やっぱダメー!」

あとちょっとで口に入りそうだったところをグラスを奪って妨げた。
勢いで自分がごきゅごきゅとイッキ飲みしてしまう。

「……そんなに喉渇いてたの?」

苦笑いする彼。
違うけどそう弁解することはできない。
あははと笑ってごまかそうとした私を、突然の異変が襲った。

「真由……?どうした?」

体が異常に熱い。
それにやけに肌が敏感になっている。
着ている服でさえ擦れる度に感じてしまう。

「何を飲んだの?」
「……んっ……」

彼……貴史が肩に触れた瞬間声が出た。
言い訳しなきゃ……でも何て?

「俺に何を飲ませようとしてたの?」

にっこりと笑う貴史。
あー三年付き合ってきて初めて気づいたけど、そんな黒い笑顔も見せるのね。
新たな一面発見だ☆

……とか言ってる場合じゃなく、貴史は私をお姫様だっこするとベッドの上に乗せた。

「や……っ、あっ……」
「ちょっと触っただけでこんなに反応するなんて、えらくおっそろしいもの飲ませようとしてたんだね」
「ごめんなさ……っ、あぁっ……」

服が一枚一枚脱がされる。
その度に肌は敏感に反応し、体がびくびくと跳ねた。

「もうトロトロじゃん」

貴史の指が腟内に入る。
たったそれだけなのに異常な気持ちよさが襲う。


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