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向日葵を君に…
第1章 デブはキモイですか?
その日を境に俺は学校に行かなくなった。
毎日何もする事もなくて、仕方なく勉強だけして過ごした。
母さんは俺を無理矢理学校に行かせようとはしなかった。
「何も言いたくないなら言わなくてもいいけど、言えるようになったらいつでも言いなさい。高校に進学するつもりがないのなら義務教育が終わったら出ていきない。どうしたいのか相談したくなったらいつでもしなさい」
冷たいのかそうでもないのかわからない言葉だけ俺に掛けた。
これからの事は自分で考えなければいけない。
高校へ進学はしたい。
勉強だって諦めなくない。
でも…学校に行けない。
こんなんじゃ高校だって行けないよ…
普通に通いたいだけなのに。
今の俺には普通が難しい…。