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向日葵を君に…
第1章 デブはキモイですか?
担任の先生が毎日の様に来てくれていて、今日になって初めて訪問してくれた先生と話をした。
「穂高。学校には行きたくないか?」
「はい…」
「勉強は嫌いか?」
「いえ…勉強は好きです…」
「そうだよな、クラスで一番よく授業を聞いてくれてたよな。成績も優秀だ」
「うっくッ…普通に通いたい…けど…」
先生と話して俺は泣いていた。
「クラスが問題…か。気付いてやれなくてすまなかった」
俺は首を横に振った。
「…しかし、ずっと家にいたらますます通えなくなるな。もし来られるようならまずは明日から職員室に通いなさい。先生がクラスには行かなくていいようにするから…な?」
そう言われて頷いた。
外に出るきっかけが欲しかったから…先生の提案は嬉しかった。