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向日葵を君に…
第8章 高野の気持ち



それから、ちゃんと私の事を好きになってくれる人を求めて、告白をしてきてくれる人と何人も付き合った。


付き合っては別れて、の繰り返し。


好きな男子と付き合ったとか、男をとっかえひっかえ…など言われて女の子の友達はいなくなっていた。


友達がいなくなってでも私は自分を見てくれる人を求めた。


しかし、誰もちゃんと私の事を見てくれてなんていない。


私は、小さい頃に両親が離婚していて母親に引き取られたけど、祖父母に預けられて母親は再婚相手を見付けると私を置いて出ていってしまった。


祖父母はそんな母親と絶縁し、私は祖父母に育てられた。


おばあちゃんに小さい頃からお料理を教わっていて、お料理には自信があった。


付き合ってる人に本気で好きになってもらいたくてお昼にお弁当を作って行った事がある。


「弁当?うわ…まじかよ。結花とは軽く付き合いたいんだよね。弁当なんてまじで付き合ってるみたいじゃん、それに結花が弁当なんて柄じゃないし…結花は何もしないで俺の横にいればいいんだよ」


その時付き合っていた彼氏の言葉。


私はマスコットか…


もう、疲れた。


誰も私の事なんてみてくれないじゃん…

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