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向日葵を君に…
第9章 ラブラブですいません
高野の家は結構大きかった。
「高野ってお嬢様だったんだ…」
「お嬢様って…おじいちゃんが昔小さい会社の社長やってて今は会社の会長やってるくらいだから」
「やってるくらいじゃないよ!すごいじゃん!」
おばあちゃんもすごく上品な人だったわけだよね。
「ただいま」
「お、お邪魔します」
「おばあちゃん、彼氏連れてきたよ」
ちゃんと彼氏として紹介してくれるんだ…
初めての彼女の家…緊張する。
「あらあら、ようこそいらっしゃいました」
「あ!こ、こんにちわ!高野っ…結花さんとお付き合いさせていただいてる穂高優真といいます。どうぞよろしくお願いします!」
「ご丁寧にありがとうございます…あら、あなた…もしかして前に電車で?」
「え?覚えていてくれていたんですか!?」
「あらまぁ…随分とかっこ良くなって!どうぞ上がってください」
あの時と体型変わってるのに覚えててくれてたんだ…。