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向日葵を君に…
第9章 ラブラブですいません




放課後は高校生のカップルらしく、二人で下校する。


「穂高…」

「ん?」

「今日うち来ない?」

「高野の家!?」


ど、どうしよう…これで家に誰もいないとかいう話だったら…こんなシチュエーションよくあるよな?


でも、やっぱりそういうのって俺の部屋とか…ホ、ホテルとかの方がいいような気がするけど…ウーン。


「何驚いてんの?あ…また変な事考えてる」

「違うよ!…ごめん…違わない…」

「期待に添えなくて悪いけど、家におばあちゃんいるから」

「おばあちゃん…あ!俺、高野のおばあちゃんに会った事あるじゃん」

「そういえばそうだね」

「俺の事覚えてくれてるかなぁ…かなり前だからなぁ!高野の家、お邪魔させてもらいます」


高野の家族の話といえばおじいちゃんとおばあちゃんの話しか聞いた事がない。


付き合っていても家庭の事情は聞きづらいものだ。

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