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向日葵を君に…
第10章 ついに…
夏休み前の事。
ついに…ついに…
弘貴と天井が付き合い始めた。
きっかけは二人の大喧嘩だ。
喧嘩の理由は全く謎。
でも、二人があんなに大喧嘩をした所は初めてみた。
三日間くらい二人は朝も別々に登校し、話さない所か顔も合わせなかった。
しかし、大喧嘩四日目の朝。
突然二人は手を繋いで登校してきたのが見えて、教室に入る時に離れた。
今までと雰囲気が違う…
「穂高ー!」
「穂高君!」
高野はまだ来ていない為、二人とも俺の所に走ってきた。
「弘貴、ちよが穂高君に報告するの!」
「何でだよ!穂高は俺の親友だ!俺に言わせろ」
「…あ、もしかして付き合う事になったとか?」
すると、天井が驚いた顔をした。
「何でわかったのー!?」
「さっきまで手繋いでたの見えてたよ、おめでとう!本当によかったな」
「あっ…えへへっ」
天井はすごい幸せそうだった。
本当によかった。