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向日葵を君に…
第10章 ついに…
弘貴と天井の話はまた別の所で…。
それは、そうと。
俺の話に戻りますが、本日は高野とデートだ。
付き合ってから休日丸1日デートというのは実は初めてだ。
スタンダードにデートらしいデート。
映画を観て、軽く行ける小さい水族館に行って、近くの自然公園で散歩をする。
「あ、ソフトクリーム売ってる!高野、食べる?」
「うん」
「じゃあ、買ってくるからそこのベンチ座ってて」
「あ、私も行くよ」
「いいから、いいから、こういうのは男にやらせてやってよ」
高野をベンチに座らせて買いに行く。
チョコとミルクがあり、1つずつ買って高野のいる所に戻った。
「どっちがいい?」
「穂高が食べたい方食べなよ」
「レディファーストですよ、俺は紳士ですから」
「今日はそういうキャラ設定なんだ?じゃあ、ミルクかな」
高野は笑いながらソフトクリームを取った。
「一口ずつ交換しよ?」
「あ、そうだな」
すると高野はスプーンに一口大くらいすくって俺の口元に持ってくる。