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向日葵を君に…
第10章 ついに…

到着した先はなんとラブホテル…。
「高野…ここはまずいよ…」
「あんたがその格好で街うろうろする方がまずいの!こんなびしょ濡れのまま電車なんか乗りたくないし」
そうですよね…。
俺が、雨雲に気付かなかったばかりに高野には悪い事をした。
しかし、ラブホテルなんて入った事ない…。
中に入ると部屋の写真が付いたデカイパネルが置いてある。
ロビーに人いない?ように見えるだけ?
「穂高。キョロキョロしないの」
「…ごめん」
「部屋どこでも良い?」
「はい、どこでも良いです…あ!お、俺が決めるから!」
危ない…こういう時こそ男らしくしないといけなかった。
部屋か。色々あるんだな…王室みたいな部屋があり、なんだか目に止まったのでそこのボタンを押した。
ガチャンッ
「うおっ!び、びっくりした」
「鍵出てきただけなんだけど」
「いや!びっくりとかしてないから!全然平気…行こう!」
鍵を取って奥のエレベーターに乗り込んだ。

