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向日葵を君に…
第10章 ついに…



ジーパンとパンツを脱いで、腰にタオルを巻いた。


驚くほど心の準備なんか出来てない…。


いや!シャワー浴びるだけだで何もしないからな!


風呂場に入ると洗い場が何故かめちゃくちゃ広くて驚いた。

風呂場の椅子も座る部分の中央がくぼんでいて意味がわからない。

座ってみるけど…なんなんだよこれ!落ち着かないな。何でここ空洞なんだ?


「穂高?入るよ?」

「は、ハイ!」


ガラッ



高野はタオルを身体に巻き付けていて、俺と目が合うと突然開けたドアを閉めた。


「え?高野!?どうした?」

「何でそんな椅子に座ってるのよ…エロ穂高!」

「そんなもんってこの椅子がどうかした?」


そう聞くとゆっくりドアが開いた。


「…あんた知らないで座ってたの?」

「何が?」

「本当…馬鹿」


高野はこの椅子の用途を教えてくれて、理解した俺は椅子を隅に追いやった。
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