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向日葵を君に…
第11章 向日葵を君に…
「なにそれ?折り紙?」
昨日までバタバタしていて渡せてなかった。
「お手紙。穂高が助けた女の子のみくちゃんから」
「え…あの子!?あの子、大怪我とかなかった!?」
「うん、穂高がしっかり守ったから…元気だよ」
「…良かった!そっか、手紙くれたんだ?見せて」
私は折り紙を広げて穂高が読めるように見せた。
―――――――
―――――
………
手紙を読むと穂高の目から涙が溢れてきた。
「あー…あんな小さいのに…なんで謝るかな…ッ…俺がこんな怪我しないで格好良く助けられてたらな…クッ…本当に俺って格好悪い」
私は穂高の左手を握る。
「穂高は格好悪くなんかない。最高に格好良い彼氏だよ」
穂高の手を握り、身を乗り出して穂高とキスをした。
キスをすると穂高は手を握り返してくれて私達は長い間キスをし続けた。