この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
向日葵を君に…
第11章 向日葵を君に…

「そういえば一緒に花言葉調べたよね。向日葵の花言葉って『私はあなただけをずっと見つめる』だったっけ?」
「…」
「穂高?」
「う…やっぱりなし!恥ずかし過ぎる!」
「何が………え…?もしかして、穂高がそう思ってくれてるってこと?」
穂高は顔を真っ赤にして俯いた。
「…なしにしないで?私、すごく嬉しいよ…ふぅッ…」
嬉しいのに…また涙が溢れてくる。
「結花?もしかしてウザかった?ごめん!うわ…俺、また泣かせてるし」
「バカ穂高…ヒグッ…あんたに泣かされ過ぎて涙腺おかしくなった…一生分泣いたと思ったのに」
「あーもう!本当ごめんって!確実に謝って済むことじゃないけど…そうだ!もう1つプレゼントあるから」
穂高は私から紙袋を奪って中から出したのはアクセサリーショップの箱だった。
あ…このショップ。
私が好きなデザインの可愛いアクセサリーがたくさん売ってるお店。
可愛いくて本当はすごく欲しいアクセサリーがたくさんあるけど、きっとあんまり似合わないと思って今まで買えなかった。
「これで泣き止んでくれるといいけど」
なんか、子供あやす時みたいなんだけど…
穂高は箱を私に差し出した。

