この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
向日葵を君に…
第12章 不安



付き合って初めての夏休みは忌まわしいことに、結花を何処にも連れていけない。


仕方ないけど虚しい!


何処にも連れていってやれない俺の為に、結花は毎日お見舞いに来てくれた。


ガラガラッ


「穂高ー!来てやったぞ」

「…なんだ、また弘貴か」

「なんだとはなんだ!親友が見舞いに来てやったっていうのに」

「穂高君、具合どう?」

「あ、天井も来てくれたんだ」


弘貴の後ろからひょこっと天井が出てきた。


「オイ!俺とちよ子に対しての明らかに声のトーン違うだろ!浮気か?ちよ子のこと狙ってんのか?高野!浮気を見過ごすのか?」

「ちよ、槇野の事黙らせて?」

「へ?あ、弘貴っ!病院なんだから静かにしなくちゃ駄目だよ」


天井がそう言うと弘貴は言うことを聞いて静かになる。

弘貴でも天井の言うことちゃんと聞くんだ…。

すると、結花は立ち上がって天井の腕を掴んだ。


「私達、外でお茶してくるから」

「あ、うん」


二人は行ってしまった。

結花は誰かがお見舞いに来ると毎回席を外した。

いてくれてもいいんだけどな…。


/199ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ