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向日葵を君に…
第13章 安らぎ
「……優也…」
事が終わってから結花は俺の名前を呟いてキスをしてくれる。
結花に名前で呼ばれるのがこんなに嬉しいなんて思わなかった。
結花が俺の首の後ろに腕を回すと、俺はまた深くキスしながら手を結花の胸に持っていく。
すると、重ねた唇を外されてしまった。
「…ダメ」
「もう一回結花の事抱きたい」
「ダメだってば…言うこと聞きなさい」
「…はい」
そう言われてしぶしぶ起き上がり、Tシャツとズボンを着る。
結花も俺が脱がした制服を着て元通りになる。
「あー…こういうことって時間ないときにやるもんじゃないね」
「そんなに急がなくてもこの先二人の時間はたくさんあるでしょ?」
「この先?」
「…結婚を前提に付き合ってるんじゃなかった?」
「…そうだよな!よし!これから結花に愛想つかされないように頑張らないと!」
そう意気込むと結花は笑ってくれた。
結花の笑った顔…すごい好きなんだよな。
俺は結花の隣に座り、結花にキスをした。
結花。
これからもずっと隣にいてください。