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向日葵を君に…
第13章 安らぎ
「こっち来なよ」
「うん…」
穂高にベッドの上に招かれて座るとグイッと抱き寄せられる。
そして、唇を重ねると穂高は私を押し倒してキスを深くする。
今日の穂高はいつもと違って少し強引だった。
「…ちょっと待って…穂高のお母さんいつ帰ってくるかわからないから」
「大丈夫。二時間は帰ってこない」
「今日の穂高すごく積極的だね」
「積極的にもなるよ…どれだけオアズケさせられたと思ってる?それと。俺の事何て呼ぶんだったっけ?」
「あ…今、言うの?」
「当然!」
ただ名前呼ぶだけなのになんでこんなに緊張するんだろ…。
「……ぅや」
「聞こえない」
「……優也っ」
名前を言うと再び唇が塞がれる。
「結花…好きだよ」
さっきまで強引だった穂高…ううん。
優也は嬉しそうな顔をして、もう一度優しくキスをしてくれた。
そして…
私達は身体を重ねた。